東京大学理学系研究科天文学専攻および国立天文台科学研究部で博士号を取得した辰馬未沙子さん(現所属: 東京工業大学 日本学術振興会特別研究員PD)が、2022年国際天文学連合博士号賞(2022 IAU PhD Prize)の次点(honourable mention)を受賞しました。
IAU PhD Prizeは2016年から創設され、毎年、前年に博士論文の審査が行われた世界中の応募者の中から、国際天文学連合の9つの部門において最も優れた博士論文に与えられる賞です。
また、2021年からはいくつかの部門において次点が選出されるようになりました。
辰馬さんは、2021年12月16日から2022年12月15日の間に博士論文の審査が行われた応募者の中から、Division F Planetary Systems and Bioastronomy (惑星系・生物天文学)の分野において次点を受賞しました。
博士論文のタイトルは“Material Strength of Dust Aggregates in Planet Formation” (惑星形成におけるダスト集合体の物質強度)で、惑星のもととなる固体微粒子(ダスト)の集合体としての強度をシミュレーションによって求め、理論的考察に基づいてモデル化し、それを彗星や小惑星などの太陽系小天体の探査結果と比較することで、惑星形成過程の解明に取り組んだ博士論文です。
辰馬さんのコメント:
今回、このような国際的に栄誉ある賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。
共同研究者である片岡章雅さん(国立天文台)、田中秀和さん(東北大学)、奥住聡さん(東京工業大学)、Tristan Guillotさん(コートダジュール天文台)に深く感謝申し上げます。
今後も「ダスト集合体の物質強度」という私独自の視点から、惑星形成過程を明らかにしていきたいです。
(写真は博士号取得時の2022年3月のものです)
IAUのウェブページ: https://www.iau.org/news/announcements/detail/ann23019/
辰馬さんの個人ページ: https://mtatsuuma.github.io/
科学研究部の原田 ななせ 助教が2023年度 自然科学研究機構若手研究者賞を受賞されました。
詳しくは以下のページをご参照ください。
自然科学研究機構:https://www.nins.jp/event/cat75/y_awards/12.html
総合研究大学院大学(総研大)の入試ガイダンスを2023年5月20日(土)に行います。現地とオンラインのハイブリッドスタイルで開催され、現地参加の場合には先端技術センターの見学が可能です。詳しくは以下のサイトをご覧ください。登録の締め切りは5月14日です。
https://guas-astronomy.jp/Applicants/nyusi-guidance.html
科学研究部からは守屋 尭 助教、原田 ななせ 助教、中島 王彦 助教が登壇し、研究内容を講演してくださいます。また、入試ガイダンスの前後1週間は入試ガイダンス期間となり、研究室訪問や教員への問い合わせを奨励しています。科学研究部で研究を行うにはいくつかの方法がありますので以下のページも参照してください。
大学生・大学院生の方へ
本年度から総研大は体制が変わりました。これまでの「天文科学専攻」から「先端学術院天文科学コース」と名称が変更されています。今後ともよろしくお願いします。
科学研究部の竹村英晃さんが2022年度春季 総合研究大学院大学先端学術院天文科学コースの物理科学研究科長賞を受賞しました。
受賞博士論文のタイトルは「Study of Dense Core Property and Core Mass Function with Simulation and Observation Data to Reveal the Core Growth with observations」です。
授賞式は3月24日の学位授与式の際に執り行われました。
詳しくは以下のページをご参照ください。
SOKENDAI 先端学術院 天文科学コース Weblog: https://guas-astronomy.jp/weblog/?p=1964
2月13日-17日「国立天文台 科学研究部 春の学校」が、開催されます。
講演申し込み締め切りは1月6日15時です。
詳しくは、以下をご覧ください。
Website: https://sci.nao.ac.jp/projects/ss2023/index.html
* 1/4修正:締切を誤って1/16と書いていましたが、正しくは1/6です。大変失礼しました。
今年の 「三鷹・星と宇宙の日2022」 では,科学研究部は ”青空天文教室”を開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
*開催日時*
2022年10月29日(土)
*場所*
屋外テント(南棟入口正面付近)
科学研究部では宇宙の様々な謎に挑む最先端の研究を行っています。そんな最先端研究の一端を研究者自身が紹介します。屋外テントで一般向けの4つの講演を行います。各回定員20名で、参加者は事前抽選となります。抽選方法は三鷹・星と宇宙の日 2022の参加当選者向けメールをご参照ください。
場所:屋外テント(南棟入口正面付近)
定員:20名
参加方法:事前抽選。当選した時間の10分前から受付を確認します。受付にて当選メールを確認いたします。
時間 | 講演者 | タイトル |
11:15-11:35 | 岩田悠平 | 天の川銀河中心の巨大ブラックホール「いて座A*」の研究最前線 |
11:50-12:10 | 谷口琴美 | 分子で探る星が生まれる環境 |
14:15-14:35 | 菊田智史 | ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で観る最新・最深銀河宇宙 |
14:50-15:10 | 生駒大洋 | 系外惑星の空気を読む |
● 科学研究部
町田 真美 准教授の職員インタビュー記事が国立天文台Websiteに掲載されました。
詳しくは以下のページをご参照ください。
国立天文台:https://www.nao.ac.jp/about-naoj/employment/interview/008-machida.html
11月23日-25日「Molecules in Extreme Environments: Near and Far」研究会が、開催されます。
講演申し込み締め切りは9月30日です。
詳しくは、以下をご覧ください。
Website: https://sites.google.com/view/mols-extreme-env
科学研究部の鵜山太智さんが海外日本人研究者ネットワーク論文賞 (UJA論文賞)の特別賞を受賞しました。
詳しくは以下のページをご参照ください。
海外日本人研究者ネットワーク論文賞 特別賞:
海外日本人研究者ネットワーク論文賞:https://cheironinitiative.wixsite.com/uja-award
令和3年度理学系研究科研究奨励賞を博士課程 天文学専攻 辰馬 未沙子さんが受賞致しました。
受賞博士論文のタイトルは「惑星形成におけるダスト集合体の物質強度/Material Strength of Dust Aggregates in Planet Formation」です。
授賞式は3月24日の学位記伝達式の際に執り行われました。
詳しくは以下のページをご参照ください。
東京大学 大学院理学系研究科・理学部:https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/page/7906/