2023.6.22 ニュース

辰馬未沙子さんが2022年国際天文学連合博士号賞の次点を受賞

東京大学理学系研究科天文学専攻および国立天文台科学研究部で博士号を取得した辰馬未沙子さん(現所属: 東京工業大学 日本学術振興会特別研究員PD)が、2022年国際天文学連合博士号賞(2022 IAU PhD Prize)の次点(honourable mention)を受賞しました。
IAU PhD Prizeは2016年から創設され、毎年、前年に博士論文の審査が行われた世界中の応募者の中から、国際天文学連合の9つの部門において最も優れた博士論文に与えられる賞です。
また、2021年からはいくつかの部門において次点が選出されるようになりました。
辰馬さんは、2021年12月16日から2022年12月15日の間に博士論文の審査が行われた応募者の中から、Division F Planetary Systems and Bioastronomy (惑星系・生物天文学)の分野において次点を受賞しました。
博士論文のタイトルは“Material Strength of Dust Aggregates in Planet Formation” (惑星形成におけるダスト集合体の物質強度)で、惑星のもととなる固体微粒子(ダスト)の集合体としての強度をシミュレーションによって求め、理論的考察に基づいてモデル化し、それを彗星や小惑星などの太陽系小天体の探査結果と比較することで、惑星形成過程の解明に取り組んだ博士論文です。

辰馬さんのコメント:
今回、このような国際的に栄誉ある賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。
共同研究者である片岡章雅さん(国立天文台)、田中秀和さん(東北大学)、奥住聡さん(東京工業大学)、Tristan Guillotさん(コートダジュール天文台)に深く感謝申し上げます。
今後も「ダスト集合体の物質強度」という私独自の視点から、惑星形成過程を明らかにしていきたいです。
(写真は博士号取得時の2022年3月のものです)

IAUのウェブページ: https://www.iau.org/news/announcements/detail/ann23019/
辰馬さんの個人ページ: https://mtatsuuma.github.io/