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このページは、2023年度 総研大講義 理論天文学概論 の講義のうち、片岡の担当する下記2回分の講義資料です。
- 第5回 回転円盤の不安定性(2023-05-19)
- 第7回 ガス円盤中の固体微粒子の運動(2023-06-09)
著者
片岡章雅 (国立天文台 科学研究部 助教)
なお、著者は惑星形成におけるダスト成長の理論・観測を研究しており、特にダストN体計算、ダスト移流成長シミュレーション、ALMA偏光観測を専門としている。 なるべく広く話すように努力するが、ついつい自分の専門の話を話しすぎてしまうかも知れないのでその際はご容赦いただきたい。
専門に近いほど活き活きと話せるため、7.ガス円盤中の固体微粒子の運動になると急に話しすぎるかもしれない…
参考:全体の予定
- 第1回 宇宙流体と静水圧平衡
- 第2回 星の構造
- 第3回 重力不安定性と星形成
- 第4回 降着円盤の基礎
- 第5回 回転円盤の不安定性
- 第6回 降着円盤中の角運動量輸送機構
- 第7回 ガス円盤中の固体微粒子の運動
- 第8回 銀河 恒星系力学の基礎
- 第9回 銀河 多体系の緩和について
- 第10回 宇宙ジェット
- 第11回 遷音速解
- 第12回 衝撃波
- 第13回 磁気流体近似とMHD波
- 第14回 磁気流体近似下での衝撃波
参考2:野村英子さんの過去の講義資料
参考3:参考図書等
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The Physics of Fluids and Plasmas An Introduction for Astrophysicists (Arnab Rai Choudhuri)
太陽物理学者による流体と磁気流体の本。学部時代にこの本で流体を勉強したのでずっと使っている。直感的説明が多く自習がしやすい。ランダウとかみたいに行間を読む必要はない。
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Astrophysics of Planet Formation (Philip J. Armitage,)
惑星形成の「とりあえず持っておく」教科書。網羅的に書いてあって良い。導出等は足りないところがあるので、読むなら輪講などをおすすめする。