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国立天文台理論研究部の山崎大 研究員、同 梶野敏貴准教授、米ノートルダム大学
のGrant J. Mathews教授および名古屋大学の市來浄與助教の研究グループは、原初
磁場が、宇宙背景放射や初期密度場揺らぎに与える影響を定量的かつ定性的に研究し、
宇宙論的観測から原初磁場を多角的に制限しました。この研究により、宇宙論における
原初磁場の役割が重要であることが分かりました。さらに同研究グループの手法と今後
の宇宙論的な観測を組み合わせれば、精度よく原初磁場が検出できる可能性を示しました。
  →研究の概要

梶野敏貴准教授が、4月20日、国立天文台において 「放射線を知ろう:放射能から
身を守り、風評被害を受けず、加担しないために」 と題する講演を行いました。資料
をお役立て下さい。間違いを見つけられたりご意見をお持ちの方は、日高および梶野
までお知らせ下さい。
  →放射能(梶野)v2.pdf

東北関東大地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。未曾有の大震災と
これにより誘起された福島原発事故により、日本中が苦しんでいます。放射能が人体
に与える影響を私たち1人1人が正しく理解し、冷静に判断して行動することが求めら
れています。私たちは科学的に正確なデータを知って放射能汚染および放射線障害か
ら身を守り、風評被害を受けず、加担者にもならないために下記 web siteに「誰にで
も簡単に算定できる放射線被爆量」のページを作っていただきました。ご活用下さい。
  →NPO法人 知的人材ネットワークHP

有馬朗人先生が文化勲章を受章されました。有馬先生は国立天文台国際評価委員会
委員長、世界天文年実行委員、等として国立天文台の発展のためにご尽力いただき
ました。理学研究なかでも天文・宇宙・原子核・素粒子物理の研究者が文化勲章の
栄誉に浴されたことは誠に喜ばしいかぎりです。
  →東京大学HP
  →写真

梶野研究室の佐藤奨君(東京大学修士2年)が、東京大学大学院理学系研究科に
「R-process nucleosynthesis in neutrino-pair heated collapsar model」
と題する修士論文を提出し受理されました。コラプサー(collapsar)とは未知の
ガンマ線バーストの中心起源天体であると考えられ、中心にブラックホールを形成
する超新星爆発のモデルです。超金属欠乏星に発見されていたRプロセス元素の
ユニバーサリティーを説明できることを初めて明らかにしました。

梶野研究室OBである鈴木建博士(名古屋大学准教授)が、日本天文学会研究奨励賞
(The ASJ Young Astronomer Award)を受賞することに決まりました。
おめでとうございます!

私たちの研究室が、衛星放送「サイエンスチャネル・未来への挑戦!科学の先駆者たち」
で、「宇宙における元素合成の謎と新元素発見に挑む科学者達」として紹介されています。
  →番組HP

梶野研究室OBの河内敏康さん(毎日新聞社記者)が、東京大学理学系研究科・理学部
ニュース「理学から羽ばたけ」の第7回記事として「ペンで社会を動かす」を寄稿して
います。
  →東京大学HP

梶野敏貴准教授、R.N.ボイド客員らが、地球生命の左右非対称性の起源が磁場中での
超新星ニュートリノと原子核との相互作用にあるとする新仮説をAstrobiologyに発表し、
New Scientist の特別記事として取り上げられました。(2010年5月15日)
  →記事本文(アーカイブ)
  →記事本文(New Scientist)

梶野敏貴准教授、早川岳人特別客員研究員らが、太陽系に存在する最も希少な同位体
タンタル180が超新星爆発のニュートリノで生成されたことを解明しました。
(2010年5月12日)
  →日本原子力研究開発機構HP
  →科学新聞記事

梶野研究室の張替誠司君が、平成21年度の東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞
(修士)を受賞しました。平成16年度に東京大学総長賞を受賞した市来淨與君(梶野研
D3、現在名大助教)に続く受賞です。(2010年4月14日)
  →賞状画像

梶野研究室の釋宏介君が、平成21年度の東京大学理学部学修奨励賞と理学部学生選抜
国際派遣プログラム(ESSVAP) 参加による理学部長賞を受賞しました。(2010年
4月14日)
  →授賞式画像

TOP NEWS0

超新星爆発の光による重元素生成の原理を解明


---重元素はどの超新星爆発でも同じように生成されていた---

梶野 敏貴(国立天文台、東大、総研大)
早川 岳人(日本原子力研究開発機構)
野本 憲一(東京大学大学院)
梅田 秀之(東京大学大学院)
岩本 信之(日本原子力研究開発機構)
静間 俊行(日本原子力研究開発機構)


(2006年09月11日)
梶野敏貴助教授(国立天文台理論研究部)、早川岳人氏(日本原子力研究開発機
構)、野本憲一教授(東京大学大学院理学系研究科天文学専攻)、梅田秀之氏
(東京大学大学院理学系研究科天文学専攻)、岩本信之氏(日本原子力研究開発
機構)、静間俊行氏(日本原子力研究開発機構)からなる共同研究グループは、
超新星爆発の光核反応による重元素の生成が、超新星爆発の物理的な個性に依存
せずに普遍的であるメカニズムを解明した。P元素と呼ばれる27核種の同位体の
天体起源が不明であることは、W.A.ファウラー(1983年にノーベル物理学賞を受
賞)が1950年代に指摘して以来の謎であったが、本研究によって解明された。

詳細

TOP NEWS1

素粒子的宇宙論の謎
ニュートリノ振動の決定方法を提案!


---未知の混合角(θ13)および質量階層(Δm13)を天文学的に決める---

吉田 敬(国立天文台)
梶野 敏貴(国立天文台、東大、総研大)<
高村 明(豊田高専)
木村 恵一(名大)
横枕 英明(名大)


(2006年04月14日)

国立天文台理論研究部の吉田敬博士、梶野敏貴助教授らは、素粒子実験および宇宙観測
では未決定のニュートリノ振動混合角(θ13)および質量階層(Δm13)を天文学的に
決めるユニークな方法を提案し、3月10日の Physical Review Letter 誌に発表
しました。この研究成果は、3世代間のニュートリノ振動の解析的な厳密解を初めて
定式化した豊田高専の高村明教授および名大素粒子研究室の木村恵一博士、横枕英明
博士らとの共同研究による研究成果です。これにより、素粒子論および宇宙論の最も
大きな謎の一つであるニュートリノ振動パラメータ、特に未決定の θ13 および質量
階層を精密に決定する具体的な道が拓かれたことになります。          
上記の発表についての詳細は,下記のリンクを御覧ください。

http://link.aps.org/abstract/PRL/v96/e091101

TOP NEWS2

宇宙磁場:初期宇宙における密度ゆらぎの化石

(2006年01月05日)

梶野研究室の市来淨與博士(学振研究員)らは、宇宙構造の種と
考えられる宇宙初期の密度ゆらぎが宇宙磁場の有力な起源である
可能性を理論的に明らかにしました。

詳しくは下記のリンクを御覧ください。

http://th.nao.ac.jp/~hanayama/press_release/

TOP NEWS3

梶野敏貴助教授、米国物理学会フェローに!


(2005年4月19日)

梶野敏貴博士が米国物理学会フェロー(APS Fellow)の称号を受けることが決まり、
2005年4月16日〜19日に米国フロリダ州タンパで開催された米国物理学会
において、米国内外に報じられました。

顕彰理由 「天体核物理学および理論核物理学における
顕著な研究業績と日本と国際学会間の科学交流に対する功績に対して」
顕彰理由英語: 「For significant contributions to nuclear astrophysics and
theoretical nuclear physics and for the promotion of scientific exchange
between Japan and the international community」

米国物理学会フェロー選出の栄誉は、通常、学術的貢献の大きい米国の物理学者に与えら
れるものであり、物理学会以外の研究者や外国人研究者を顕彰することは例外的であると
記されています。米国天文学会からこの栄誉を受けた研究者の中には Joseph Silk 博士
の名前を見ることができます。また、日本の天文学・宇宙物理学関連の研究者として
小柴昌俊先生、戸塚洋二先生らが米国物理学会フェローに称せられています

LETTER from APS
CERTIFICATE

TOP NEWS4

宇宙で最も重元素の少ない星を発見!


(2005年4月14日)

国立天文台の青木和光博士、オーストラリア国立大学の Anna Frebel 博士らは、
すばる望遠鏡を用いた天文観測によって、宇宙で最も重元素量の少ない星を発見する
ことに成功しました。これは理論研究部の梶野敏貴博士、東京大学天文専攻の野本憲
一博士、吉井譲博士、北海道大学宇宙物理専攻の藤本正行博士ら理論研究者と観測研
究者が共同で進めている日・豪・独・英・米ー国際共同観測研究による成果です。ビ
ッグバン宇宙で最初に輝き出した第一世代星の元素合成の謎に迫る重要な研究成果と
して、4月14日の NATURE 誌に発表されました。上記の発表についての詳細は,下
記のリンクを御覧ください。                         

詳細 http://subarutelescope.org/

TOP NEWS5

ビッグバン元素合成理論の矛盾を解決!

G. J. マシューズ (米国ノートルダム大学)
梶野 敏貴(国立天文台)
嶋 達志 (大阪大学)


(2005年1月10日)

G. J. マシューズ博士 (米国ノートルダム大学)、梶野 敏貴博士 (国立天文台)、
嶋 達志博士 (大阪大学)らの共同研究によって、ビッグバン元素合成理論の矛盾の
一つが解決されました。New Scientist(2004年12月25日、2005年1月1日合併号
p.6)に「Why neutrons die young?」として取り上げられています。    
詳細は,下記のリンクを御覧ください。

New Scientist
図1図2図3

TOP NEWS6

市来 淨與 (D3東大)
「東京大学総長賞」(平成16年度第1回)受賞!

TOP NEWS7

超新星爆発の光が重元素を生成した証拠を発見


日本原子力研究所(理事長岡 俊雄)では、
超新星爆発の光が重元素を生成したことを示す法則を

光量子科学研究センター

早川岳人副主任研究員

が発見しました。
この法則を理論計算によって、

国立天文台(台長、海部宣男)理論研究部

梶野敏貴助教授

ら国立天文台・東大のグループが検証しました。

上記の発表についての詳細は,下記のリンクを御覧ください
詳細1
詳細2
詳細3


            

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