本グループの柏野大地特任助教(国立天文台フェロー)が、前所属の名古屋大学高等研究院在籍時に主導した研究成果が、Physics World誌(英国物理学会出版局)によって物理学における2023年の10大ブレイクスルーとして選ばれました。この研究ではEIGERと名付けられた国際共同プロジェクトのもとで、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)によって得られた遠方銀河の観測データを用いて、宇宙開闢から約10億年経過したころに、古代の銀河から放射された光が、宇宙空間を満たす中性水素ガスの再電離を引き起こしている証拠を捉えることに成功しました。
関連リンク:
https://physicsworld.com/a/physics-world-reveals-its-top-10-breakthroughs-of-the-year-for-2023/
NASA/STScIによるプレスリリース JWST Proves Galaxies Transformed the Early Universe