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Short のバックアップ(No.5)


ショートコロキウム2014

ショートコロキウムは理論研究部の内部向けのセミナーであり、原則として毎週水曜日の午後13:30から開催しています。

ショートコロキウムの後には理論コロキウムを行います。

Schedule & History

2010年度 2011年度 2012年度 2013年度

日程発表者タイトル場所/時間備考
4/9全員自己紹介コスモス会館 / 13:30
4/23藤井通子質量関数のある星団のコアコラプス時間輪講室 / 13:30
5/7脇田茂小惑星イトカワの母天体の熱進化 コスモス会館 / 13:30
5/14小林弘コスモス会館 / 13:30

Abstract

4/23 藤井通子 質量関数のある星団のコアコラプス時間
 星団の星に質量関数がある場合、全ての星が等質量の場合と比べ、星団のコアコラプス時間が短くなることが知られている。本研究では、N体シミュレーションと理論から、質量関数を持つ星団のコアコラプス時間がどのように決まっているのかを調べた。その結果、粒子数が多い、または質量関数の質量比が小さい場合、星団のコアコラプス時間は最も重い星が力学的摩擦で星団の中心に沈むタイムスケールとなり、質量に反比例して短くなることがわかった。また、質量比が非常に大きい場合は、実質的に小粒子系と同様な進化をし、コアコラプスという現象が起こらないことがわかった。
5/7 脇田茂 小惑星イトカワの母天体の熱進化
探査機はやぶさが小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の観察結果から、それらが経験した温度やその年代などがわかった。そこで、そのような環境を達成するためにはイトカワの母天体はどのような天体であったかを探ることを目的とした研究を行った。数値計算結果からイトカワ母天体のサイズやその形成年代に制約を加える事ができたので、その紹介を行う。